ダンス留学&スペイン語語学留学 体験記 EN キューバ
キューバ共和国 Republíca de Cuba
キューバに行こうとしている人なら、キューバがどこにあるかはもう知っているとは思うけども確認しておきましょう。
北米大陸と南米大陸の間、カリブ海に位置する国でカリブ海に浮かぶ島々のなかでは最大の大きさです。
余談ですが、キューバのカタチは、カイマン(ワニ)が横たわったカタチに見えるらしく、キューバのサルサの歌の中にも登場する。ちょっと自分にはどう見ても想像がつかないんですが。。。
キューバは本州の半分ほどの大きさで、ハバナを拠点に観光をするならバスや車を利用すると、東端までたどり着くのには20時間くらい、1日あれば端から端へたどり着くことができる。
自分もダンスの勉強の合間に、現地で知り合った人達と、元はキューバの首都であったキューバの東に位置するサンティアゴ・デ・クーバや、その近隣の県、バラコア、オルギンなどにも旅行をした。
1週間でキューバの東側の街を旅行するという、強行スケジュールだったけども今は楽しい思い出になった。そのことについてはべつの機会に触れていくことにします。
ということで、1週間で回れてしまう(忙しいですが)キューバなので、実際に車やバスで回ってみると、それほど大きな国じゃないという感じがします。
キューバのそれぞれの街はさほど大きくない、観光地を回る程度なら1日や2日あったら見て回るには十分すぎる時間だと思う。それでも、曜日によって見られる場所やショーなんかあったりするので、実際はもっと時間が必要になるはずです。
日本からキューバまでの時間は、エアカナダを使うと成田→カナダ・トロン経由で、20時間。
他の国に行ったことがないので遠いのかどうかはわからない。20時間やそこらで地球の裏側までたどり着いてしまうのだから、時間を尺度に世界をみたら、あんがい地球は大きそうに見えて、実はそれほど大きくないんじゃないかなんて、錯覚してしまう。
そう見ると遠い異国の地も「数時間で行ける隣の街」のような感覚になって旅なんて簡単さなんて思えてくるのは自分だけだろうか?
日本でも青森から九州は長崎まで車で旅行したことがあり、その時は、昼夜車を走らせて24時間ほどで行けました。(子供のころの話なので自分の親が交代交代運転してましたが)
それに比べたら、キューバに行くのは九州に行くよりも簡単(短時間)で「あれそんなに敷居は高くないゾ」なんて思えてくる。
と話はそれましたが、キューバ共和国の人口や成り立ちについては、ここで書くよりもWiki Pedia などの方が詳しく載っているのでそちらを参照してみるとよい
キューバという人の中で、新たな自分を発見する
世の中は、様々な技術が発展して移動が早く楽になり、インターネットがさらに人と人の距離を縮め、繋がることが簡単になってきている。便利だけど、ときどき煩わしく感じたりもする。
キューバでも携帯電話を持つ人が増えてきていて、街を歩くと音楽を聞きながら歩いたり、電話をしたりメールを打ったりしている。Cubacel(キューバの唯一の携帯電話会社)には毎日行列が出来ているし、全員が携帯購入希望者ではないけど、プリぺイドカードを買うために並んだりと、携帯電話が一般層にもだいぶ普及している。
今こうしてブログを書いて、インターネットの恩恵に授かってるけど、キューバに居ると、携帯なんて、こんなに遅いインターネットにお金払うのはもったいないし、無くても生活に困らないんじゃない?と思う機会が多かった。
彼らからしたら、日本などの技術が発展した国々には大きな憧れがあるんだとは思う、怒られてしまうかもしれないけど、自分からしたら今のままのキューバであって欲しいなんて思う。どこかのんびりとした空気と人が溢れる街。日本では信じられないほど気さくに話かけてくる人達、まぁ時々腹立たしいこと言われたりもするけど、そんな人達がキューバという空気を作り出していると思う。
そう思うのは、自分が多少恵まれた日本という国の、普通の家族の家に、五体満足に生まれたからそいういえるんだというのは、もう一人の自分が知っている。
人生のこの時期に、キューバという国に行けたことは、自分を知るいい機会になった。ネットでも外のことを知ることは出来るし簡単だけど、やっぱり実際に体験してみて自分の現実になる。
留学や旅、どんな理由でもいいと思う「ただ行ってみたい!」それだけでも理由としては十分なんじゃないか?自分の国をでることに臆病になっているなら、とりあえず行ってみるのがいいと思う。
一度出て、そこに行ってしまえば、それが日常になる。ハバナだって毎日住んでたら、地元もかわりない。って感覚になる。溶け込むことで、見えてくる自分との違い。
留学や旅はそれを感じるいい機会を与えてくれるものなんだということを実感しました。
ってことであまりキューバ自体の紹介にはなっていませんが、詳しいことはキューバ - Wikipediaでw
キューバへ旅立つあなたへ
さて、今まさにキューバに行こうと決意して、準備を始めた人に向けてこれらか、少しずつ書いていきます。きっと今はたくさんの不安を抱えて、いろんな情報を集めていると思うけど、古い情報や、ホントか!?と思うような情報、いろんなものを見ているかもしれない。
でも、今、この記事を書いている自分も、出発前は同じ気持ちで、同じように準備していました。まぁワクワク半分、ドキドキ半分、そのくらいの気持ちでいた方が心にはいいかな。
これらの記事があなたの不安を減らすことに役立てたなら嬉しく思う。 2014年3月31日に日本を出国するために、数ヶ月まえから準備しだして、いや正確にいうとそれよりも1年も2年も前から考えて、その日に行こうと決めたときから、準備は始まったのだけど、自分も留学前はとても不安だった。
「何が必要で、何を準備したらいいのか」
「大学は?ビザは?住む場所は?」
「お金はどのくらいかかるのか?」
キューバへの留学経験がある知り合いの方々にアドバイスをもらったり、ネットでいろんな人達の留学体験を検索したりしながら、少しずつ自分に足りない情報を集めていったのを覚えてます。
ネット上にもたくさんの留学体験を書かれたブログがあり、それらの情報と合わせて、あなたが留学のための準備や、キューバに着いてからの流れをシュミレーションできるように、このブログの記事も役立つことができたら嬉しく思います。
それでは、ここの情報があなたのキューバでの生活に役立つように、不安を取り除けるような情報になるように、何回に渡って書いていくことになるか分からないけども、出発前の自分に戻って新たにキューバに行くつもりで書いきます。
キューバ留学まとめのはじめ
今月20日(2015/7/20)に54年ぶりにキューバとアメリカの国交が回復した。それぞれの国で両国の大使館が再開され、国同士の交流が進んでいくことで、これから、キューバは経済的にも変わっていくだろうし、また様々な文化も流れ込んでくるだろう。
キューバで出会った何年もキューバを訪れている方から言わせたら、もっと前から少しずつ変わりつつあったとのことだが、国交回復の影響で変わってしまう前の、最後の年にキューバに居られたこと、そして踊りを学べたことはある意味で幸運だったのかもしれない。
自分はキューバが好きというよりは、キューバの踊りや音楽が大好きだ。それらは、たぶん失われないとは思う、自分達の音楽を新しい世界に発信していきたいという若いミュージシャンやダンサーなどもみた、彼らは古きもよく知り新しいこともやっている。
音楽や踊りは、進化していくものもあるし、昔そのままを残したものもある
「歴史のあるもの、新しいものじゃない良さ」
自分はそういうのが好きだ。ダンスをやることで、ただ踊るだけじゃなくて、その歴史を知ることの重要性もわかった。
もちろん世の中に新しい何か、新しい価値を生み出すことも自分がこれから生きていこうとする世界には必要なことだし、自分自身もコミュニティーや社会に価値ある影響を与えられる人になっていきたい。
昨年2014年4月から1年間、ダンスを学ぶためにキューバに滞在していた。
たった一年だけど海外に住むことで、いかに自分の国のことを知らないのかに気づくこともできたし、踊りに関してもそうだ、日本にもたくさんの伝統芸能があるがその中身を詳しくは知らない。
キューバの踊りの勉強して、日本の踊りを知らないのもどうなんだろう。
そういった感じたこと、見たもの、聞いたこと、を振り返りつつ、これから何回かに分けて書いていきたいと思う。