Pensamiento

- el hombre es una caña que piensa -

お知らせ

2022年3月から新生活が始まるのを機に新しいブログに引っ越しました。まだ色々いじっている最中ですが、そちらで新しい活動などをお知らせしていきたいと思います。

こちらのURLへ引っ越しいたしました↓

Casa-Akaishi https://casa-akaishi.life/

キューバへ長期で留学、その前にやっておくこと お金編 その1

キューバへ行こうと思い立ったけど何をしたらいいか?

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さて、いざキューバに留学したい!旅行に行きたい!という気持ちが高まってきたけど何から手を付けたらいいか、迷うところですね。
短期の旅行なんかは準備も少ないし、家を空けることにたいしてそれほど心配はないですよね。

でも留学の場合は、短期の場合もありますが、1年〜数年になったりする場合もあると思います。そうすると、日本から出る前にやっておいた方がいいことや、長期間海外に居るための準備が必要になってきます。

  • 留学費用はいくらか?
  • 何持っていったらいいんだろ?
  • パスポートの取得はどうしたらいいか?
  • ビザは必要なのか、どうしたら取得できるのか?
  • 航空券はどこで買うのがいいのか?
  • 役所への諸々の届け出しなきゃいけないのか?
  • 携帯を持ってる人は契約を解約するのか継続するのか?
  • キューバに行ったらどこに住んだらよいのか......etc

考え出すとやらなきゃいけないことがどんどんと出てきます。

もしかしたら、ここに書いていく情報を全部見たとしても不安がとれない人もいるかもしれません。
自分も出発前にはネットで調べたり、キューバを知ってる人に質問したりして、いろいろな情報を集めました。

それでも、行ったとがないんだからやっぱり不安はとれません、結局たくさん情報を集めたところで、それは「人から聞いたこと」には変わりなく、誰かのフィルターを通ったものでしたかないものなので、自分の不安を解消するものにはならず、不安はいつまでも残るものです。

何をするにも「不安」はつきもので、それは「ワクワクする感情」と一緒にやってくるんだと思っています。何かしたい!と思ったときはいつもワクワクしますよね?それと同時に解決しなきゃいけないこと「不安要素」が目の前をふさいでいく。

しかし、少しでも自分の中に「ワクワクしている気持ち」を感じられたなら不安は横に置いて、前に進むことです。
「不安」という要素は自分のワクワク度を測るバロメータだと思ったらいい。
ワクワクするものほど、解決しなきゃいけないことを同じくらいたくさん持っていて、それを達成できたときには大きな満足感を得られるはずです。

ということで脇道にそれちゃいましたが、本題に移っていきましょう!

留学費用はいくらぐらいになるのか考えよう

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ココを見てる人はもう準備出来てるよ〜って人かもしれませんが、まずはそう「お金」について考えていきます。

そこで、自分が費用をどう捻出したのか、いくら持って行って、それで足りたのか、何にどのくらい掛かったのか、海外留学中のお金の思わぬ落とし穴(自分の場合)について書いて行きます。

1年間のキューバ留学に必要な予算

まず、自分はキューバでダンスの勉強とせっかくなのでスペイン語の勉強(語学はついで)をしたいと思っていたので、その費用や住居費、生活費、旅費などを考えていきました。
出発前は1CUC=102円(CUCはキューバの通貨でセウセと読みます)だったので、それに合わせて計算していました。現在は1CUC=124円で、海外留学にはキツイ時期です。

  1. 居住費:569,160円  450CUC / 1月 × 12ヶ月
    カサ・パルティクラル(ホームステーのようなもの)に泊まる予定だったので一月450CUCで計算して、円に換算してそのぐらいを考えていました。

  2. 生活費・雑費:100,000円
    キューバでの移動費(タクシー、バスなど)、昼食費、イベント費とありましたが、必要最低限の生活をしようと思って、生活費はかなり低く見積もっていました。

  3. ダンスレッスン費:312,000円  15CUC / 1週間に4回1時間
    ダンスレッスンは週に4回、1回の受講時間は1時間として考えていました。

  4. 語学学校レッスン費:97,920円 240CUC / 1クラス・3ヶ月間 × 4クラス 
    最初はISA(国立芸術大学)のスペイン語クラスが一番安いということでそこに通うことを考えていました。

  5. 往復の航空券:300,000円
    トラベル・ボデギータでチケットを購入しました。あまりよくない方法みたいですが、一番安いチケットを買って、帰りのチケットを使わずに、また現地でチケットを買って帰ってこようと考えていました。なので正確には15万 + 15万となります。

  6. 借金の返済:???円
    留学費用に含めるかは微妙ですが、これ重要ですw 借金の返済を済ませてから飛び立ちましょう。

  7. 日本に居ない間に発生する費用:150,000円
    自分の場合は、サーバー代、2013年度分の所得税(親に渡しておく)だけだったのですが、途中でなぜかサーバー代が引き落とされなくなってしまい(口座の残高不足?)日本にいる方に代わりに支払ってもらいました。帰ったら返済します....

ということで、トータル 142万9080円+借金以上 を稼ぐ必要がありました。

実際にキューバに出発するときは現金が手元に152万円ありました。(最後は家族にもお金を借りたのでそれも含まれてます。これも帰ったら返済。。。)
滞在中に掛かる費用としては1,2,3,4、5(15万円)となって、合計すると152万円ぐらいになるので計算はあってると思います。

留学費用は計算して、目に見えるカタチに

じゃぶじゃぶお金を使えるだけ持っていればそんな必要ないのですが、自分のようにお金を貯めるところからって人は留学費用がいくらぐらいになるのか、ざっと計算した方がいいと思います。このぐらい必要なんだ!と自分の目に見えるカタチにしておいた方が、あといくらで目標金額が達成できると、いつも目標との差をはっきり意識できます。
その金額はどのくらいでの日数で稼ぎ出せるのか?それを1年間で稼ぎたいなら、給料がこれぐらいの仕事をして、毎日どのくらいの生活費を使えるのかまで、細かく決まってきて、目標を達成しやすくしてくれます。

お金を目標なくただ貯めるのは難しいかもしれませんが、何かにお金を使うために貯めると案外楽ちんです。お金はなくなっちゃいますが、自分の人生の糧になるものにならドンと投資する方が、貯まってるだけよりもいいのかもしれません今の時期は。
というより、お金の使い途は人それぞれなので、自分を豊かな気持ちにさせてくれるもの使えたら一番いいんじゃないかな。

大きな目的をもって、目標を達成して目的に到着するころには、また新たな目的ができて、目標をたてての繰り返しが続いている。それが人生なんですかね。

キューバでダンスの勉強をしたいという目的を達成するために、お金をためるという一つ目の目標を、ある手段をつかって達成する。

ということで、次回「何をして留学資金を準備したのか」に続きます。

ダンス留学&スペイン語語学留学 体験記 EN キューバ

キューバ留学体験記の目次:
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1年間のキューバ留学の体験を綴っていきます。長くなるか、すぐ終わるかは分かりませんが、興味のある方は読み進めてみて下さい。

0.キューバ留学まとめのはじめ

pensamiento.hatenablog.com 

1.キューバへ旅立つあなたへ

pensamiento.hatenablog.com

 2.キューバ共和国 Republíca de Cuba

pensamiento.hatenablog.com

3-1 .キューバへ長期で留学、その前にやっておくこと
お金編 その1

pensamiento.hatenablog.com

3-2.キューバへ長期で留学、その前にやっておくこと
お金編 その2

pensamiento.hatenablog.com

 3-3. キューバへ長期で留学、その前にやっておくこと
お金編 その3 

pensamiento.hatenablog.com

 3-4. キューバへ長期で留学、その前にやっておくこと
お金編 その4

pensamiento.hatenablog.com

 

キューバ共和国 Republíca de Cuba

キューバに行こうとしている人なら、キューバがどこにあるかはもう知っているとは思うけども確認しておきましょう。

北米大陸と南米大陸の間、カリブ海に位置する国でカリブ海に浮かぶ島々のなかでは最大の大きさです。
余談ですが、キューバのカタチは、カイマン(ワニ)が横たわったカタチに見えるらしく、キューバサルサの歌の中にも登場する。ちょっと自分にはどう見ても想像がつかないんですが。。。



キューバは本州の半分ほどの大きさで、ハバナを拠点に観光をするならバスや車を利用すると、東端までたどり着くのには20時間くらい、1日あれば端から端へたどり着くことができる。

自分もダンスの勉強の合間に、現地で知り合った人達と、元はキューバの首都であったキューバの東に位置するサンティアゴ・デ・クーバや、その近隣の県、バラコア、オルギンなどにも旅行をした。
1週間でキューバの東側の街を旅行するという、強行スケジュールだったけども今は楽しい思い出になった。そのことについてはべつの機会に触れていくことにします。

ということで、1週間で回れてしまう(忙しいですが)キューバなので、実際に車やバスで回ってみると、それほど大きな国じゃないという感じがします。

キューバのそれぞれの街はさほど大きくない、観光地を回る程度なら1日や2日あったら見て回るには十分すぎる時間だと思う。それでも、曜日によって見られる場所やショーなんかあったりするので、実際はもっと時間が必要になるはずです。



日本からキューバまでの時間は、エアカナダを使うと成田→カナダ・トロン経由で、20時間。
他の国に行ったことがないので遠いのかどうかはわからない。20時間やそこらで地球の裏側までたどり着いてしまうのだから、時間を尺度に世界をみたら、あんがい地球は大きそうに見えて、実はそれほど大きくないんじゃないかなんて、錯覚してしまう。

そう見ると遠い異国の地も「数時間で行ける隣の街」のような感覚になって旅なんて簡単さなんて思えてくるのは自分だけだろうか?
日本でも青森から九州は長崎まで車で旅行したことがあり、その時は、昼夜車を走らせて24時間ほどで行けました。(子供のころの話なので自分の親が交代交代運転してましたが)

それに比べたら、キューバに行くのは九州に行くよりも簡単(短時間)で「あれそんなに敷居は高くないゾ」なんて思えてくる。

と話はそれましたが、キューバ共和国の人口や成り立ちについては、ここで書くよりもWiki Pedia などの方が詳しく載っているのでそちらを参照してみるとよい

キューバ - Wikipedia

キューバという人の中で、新たな自分を発見する 

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世の中は、様々な技術が発展して移動が早く楽になり、インターネットがさらに人と人の距離を縮め、繋がることが簡単になってきている。便利だけど、ときどき煩わしく感じたりもする。

キューバでも携帯電話を持つ人が増えてきていて、街を歩くと音楽を聞きながら歩いたり、電話をしたりメールを打ったりしている。Cubacel(キューバの唯一の携帯電話会社)には毎日行列が出来ているし、全員が携帯購入希望者ではないけど、プリぺイドカードを買うために並んだりと、携帯電話が一般層にもだいぶ普及している。

今こうしてブログを書いて、インターネットの恩恵に授かってるけど、キューバに居ると、携帯なんて、こんなに遅いインターネットにお金払うのはもったいないし、無くても生活に困らないんじゃない?と思う機会が多かった。

彼らからしたら、日本などの技術が発展した国々には大きな憧れがあるんだとは思う、怒られてしまうかもしれないけど、自分からしたら今のままのキューバであって欲しいなんて思う。どこかのんびりとした空気と人が溢れる街。日本では信じられないほど気さくに話かけてくる人達、まぁ時々腹立たしいこと言われたりもするけど、そんな人達がキューバという空気を作り出していると思う。

そう思うのは、自分が多少恵まれた日本という国の、普通の家族の家に、五体満足に生まれたからそいういえるんだというのは、もう一人の自分が知っている。

人生のこの時期に、キューバという国に行けたことは、自分を知るいい機会になった。ネットでも外のことを知ることは出来るし簡単だけど、やっぱり実際に体験してみて自分の現実になる。

留学や旅、どんな理由でもいいと思う「ただ行ってみたい!」それだけでも理由としては十分なんじゃないか?自分の国をでることに臆病になっているなら、とりあえず行ってみるのがいいと思う。
一度出て、そこに行ってしまえば、それが日常になる。ハバナだって毎日住んでたら、地元もかわりない。って感覚になる。溶け込むことで、見えてくる自分との違い。
留学や旅はそれを感じるいい機会を与えてくれるものなんだということを実感しました。

ってことであまりキューバ自体の紹介にはなっていませんが、詳しいことはキューバ - Wikipediaでw

キューバへ旅立つあなたへ

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さて、今まさにキューバに行こうと決意して、準備を始めた人に向けてこれらか、少しずつ書いていきます。きっと今はたくさんの不安を抱えて、いろんな情報を集めていると思うけど、古い情報や、ホントか!?と思うような情報、いろんなものを見ているかもしれない。

でも、今、この記事を書いている自分も、出発前は同じ気持ちで、同じように準備していました。まぁワクワク半分、ドキドキ半分、そのくらいの気持ちでいた方が心にはいいかな。

これらの記事があなたの不安を減らすことに役立てたなら嬉しく思う。 2014年3月31日に日本を出国するために、数ヶ月まえから準備しだして、いや正確にいうとそれよりも1年も2年も前から考えて、その日に行こうと決めたときから、準備は始まったのだけど、自分も留学前はとても不安だった。

「何が必要で、何を準備したらいいのか」
「大学は?ビザは?住む場所は?」
「お金はどのくらいかかるのか?」

キューバへの留学経験がある知り合いの方々にアドバイスをもらったり、ネットでいろんな人達の留学体験を検索したりしながら、少しずつ自分に足りない情報を集めていったのを覚えてます。

ネット上にもたくさんの留学体験を書かれたブログがあり、それらの情報と合わせて、あなたが留学のための準備や、キューバに着いてからの流れをシュミレーションできるように、このブログの記事も役立つことができたら嬉しく思います。

それでは、ここの情報があなたのキューバでの生活に役立つように、不安を取り除けるような情報になるように、何回に渡って書いていくことになるか分からないけども、出発前の自分に戻って新たにキューバに行くつもりで書いきます。

キューバ留学まとめのはじめ

今月20日(2015/7/20)に54年ぶりにキューバとアメリカの国交が回復した。それぞれの国で両国の大使館が再開され、国同士の交流が進んでいくことで、これから、キューバは経済的にも変わっていくだろうし、また様々な文化も流れ込んでくるだろう。

headlines.yahoo.co.jp

キューバで出会った何年もキューバを訪れている方から言わせたら、もっと前から少しずつ変わりつつあったとのことだが、国交回復の影響で変わってしまう前の、最後の年にキューバに居られたこと、そして踊りを学べたことはある意味で幸運だったのかもしれない。

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自分はキューバが好きというよりは、キューバの踊りや音楽が大好きだ。それらは、たぶん失われないとは思う、自分達の音楽を新しい世界に発信していきたいという若いミュージシャンやダンサーなどもみた、彼らは古きもよく知り新しいこともやっている。

音楽や踊りは、進化していくものもあるし、昔そのままを残したものもある

「歴史のあるもの、新しいものじゃない良さ」

自分はそういうのが好きだ。ダンスをやることで、ただ踊るだけじゃなくて、その歴史を知ることの重要性もわかった。
もちろん世の中に新しい何か、新しい価値を生み出すことも自分がこれから生きていこうとする世界には必要なことだし、自分自身もコミュニティーや社会に価値ある影響を与えられる人になっていきたい。

昨年2014年4月から1年間、ダンスを学ぶためにキューバに滞在していた。
たった一年だけど海外に住むことで、いかに自分の国のことを知らないのかに気づくこともできたし、踊りに関してもそうだ、日本にもたくさんの伝統芸能があるがその中身を詳しくは知らない。
キューバの踊りの勉強して、日本の踊りを知らないのもどうなんだろう。

そういった感じたこと、見たもの、聞いたこと、を振り返りつつ、これから何回かに分けて書いていきたいと思う。